桜の舞う世界








「お婆様は意外と心配性なのね」









でも…お婆様からの愛がある事は分かった







「お婆様……っあり、がとうございます…」









ほんの数回した会っていないのに…



私を大切に思ってくれている。










涙が零れるのを我慢するかのように


夜空を見る






「綺麗な夜空。綺麗な深い青色の空。」









まるであの人みたい。










こんな時でもあの人を思い浮かべてしまう私は












「きっと恋中毒者ね………」







思わず笑が零れた













「お婆様………」












〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜










どこまでも続く深い青色の空を見上げ





ベランダに立つ女性はこう言った








『 私はもう見つけております。想い人を 』





っと








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