ダントツ!!16番人気の翔馬くん finalステージ
『俺もさ…昔、さくらと似たような喧嘩したことあんだよ。』


『えっ?』


小さく声をあげた如月は、目を瞬かせるとコテっと小首を傾げた。


んっ?なんだ?


俺、なんか変なこと言ったか?


俺は、俺をじっと凝視する如月を見ながら首を傾げた。


んん?


『先生…』


『ん?』


『さくら…って…』


『はぁ?』


何言ってんの、コイツ?


俺は眉間に皺を寄せた。


『俺の彼女だけど…』


『えぇ~!!先生って、彼女いたの~!!』


って、オイ!!


俺は、意外とばかりに大きく目を見開く如月に心の中でツッコミを入れた。

< 32 / 80 >

この作品をシェア

pagetop