嘘つき姫と真実の姫
第3章

栞菜side

「ただいまー」

「「「「「おかえりなさいませ。お嬢様方」」」」」

「ええ。ただいま。杏椰菜」

「はい。お嬢様。お泊まりですか?」

さすが杏椰菜ね。

「ええ。用意お願いするわ。」

「かしこまりました。ところで悠人様がいらしてます」

ああ。そういえば来るって言ってたっけ。

「わかったわ。客室においでなの?」

「はい。」

客室にいるのね。
なんか偉そうに椅子に座ってるお兄様が想像できるわ。

「わかったわ。ありがと」

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