暴走族に恋をする。



で、家についたはいいけど…


「なんか…あれからお母さんとあってないから…なんか怖いや…」


「大丈夫じゃん?
まぁ家出したくなったらいつでも連絡してよ。迎え来るし。」


「彼女いる人の家には行けないし、そんなことしたらまた快斗に怒られるからそれは絶対にありません。」


「はは、なら早く入りなよ。」


「うん。
……今日もありがとうございました。」


「桜子」


「ん?なに?」


「桜子なら大丈夫だよ。
あの快斗を変えたんだから。
真正面からぶつかれば、きっとまた変えることができるよ。

少しは自分のことも信じろよ。」


「……うん。」


ゆっきーさんに頭を下げ、勇気振り絞って玄関のドアを開けた。


「た、だいま…」


お出迎えはなし、か……
と思ったけど


「おかえりなさい。」


お母さんはいつものように、リビングから出てきた。


「桜子、ちょっと来なさい。」


「はい。」


……やっぱり怒ってるか…
はぁ…憂鬱。

……真正面からぶつかれ、か…


「ちょっと座って。」


「はい。」


リビングのソファではなく、お母さんはダイニングテーブルに座っていたから、
私もその前に座ることにした。

なぜか、お父さんも一緒に…


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