暴走族に恋をする。



「………大津くんも乗るの?バイク。」


「いや、俺はまだ…っていうか、今教習所通い。」


「え、そうなの?」


「俺んちは結構厳しいから。
それでも、勉強さえしてればバイクもOKなんだよね。

有名進学校に首席で入学したらバイク許可するって言うから、みんな名堂に進んだけど俺だけ秀名にしたってわけ。
名堂首席はさすがに無理だなーと思ったからさ。」


「え…ってことは大津くんは…」


「今、学年でいちばん頭いいのは俺だからね。」


………首席で、秀名に入ったんだ…
すごい…


「ちなみに俺は数学
蓮は英語
隼斗は理科
オチケンは社会
ゆっきーは国語が得意だから。
俺らいたら塾なんていく必要ないよ。

だから勉強、ここでしていきなよ。
隼斗は噛みつきやすいやつだけど、でもたぶんみんな仲良くなれるよ。
みんな、さくらのこと大事にしてるから。」


「………理屈がいまいちよくわかんないけど。」


さくらのことを大事にしてる=仲良くなれる
その方式を解けるものはいるだろうか。


「あ、さくら寝てる…」


気づけば大津くんの腕の中で眠りについていた。


「本当だ。
飯も食ったし寝る時間なのかも。」


そういって大津くんは立ち上がり、さくらをベッドに寝かせた。


「ん、あっち行こ。」


と、また手を握られ社長室へとまた戻らされた。



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