暴走族に恋をする。
「基本的に俺らバイクなくてまだ暇だったし、いい暇潰しができてちょうどいいわ。
俺ら全員がこいつに勉強教えてたら隼斗も諦めるだろ。
ま、隼人に気に入られたければもう少し女らしくすることだな。」
と、バカにしたように黒崎蓮はまた笑った。
「桜子ちゃん、こっち座りなよ。」
と、先ほど桐谷隼斗が座っていたところに座らされた。
そしてその横に大津くんが座った。
「今日数学の宿題出たじゃん。
一緒にやんない?」
………どうしよ。
こんなやつらと一緒にいるくらいなら家に帰りたいけど…
正直こんだけ勉強してんのに秀名の学力に追い付くのはなかなか厳しく感じてたし……
「………じゃあ、お願いします。」
大津くんだし、大人しく教わることにした。
「やったねー。
じゃあとりあえず飯かな。
ゆっきー、下のやつに買いにいかせてきてー。」
「はいはい。
俺も腹へった~。」
そう言いながら栗原幸人は社長室から出ていった。
「………あの、自分では買いにいかないんですか?」
「んー、だってめんどくさいじゃん?
俺らここの上に立ってる人間だから、下のやつらがなんでもしてくれんの。」
………だからといってご飯買ってきてもらうのはどうなのよ…。
「ちなみに蓮が総長、隼斗が副総長。
でもケンカが強いのは隼斗より俺だから、実際隼斗になんかされることはないから安心してね。」
と、にかっと笑う大津くんだけど、決して笑えるところではない。