*オレを嫌いなキミが好き。*日本一(ピュア)の総長 × 日本一暴走族嫌い女子*
「な、なんで──何して──!?」
「さっきのヤツ誰……!?」
「………………え?」
「男。一緒にいたよね?」
一瞬、何を言ってるのか分からなくて。関西弁の先輩のことだって気づくのに数秒かかった。
なんで知ってるの!?
いつから見てたの!?
「な……んで……」
狼狽する私を見つめながら、彼は一歩迫った。
「ふたりで何してたの?」
「…………!?何もしてないよ!それ竜憧くんに関係ないでしょ!」
なんか怒られているみたいだ。
なんで怒ってるのか納得できなくて、つい冷たい言い方をしてしまったのに、
「関係なくない!関係なくないよ!オレ……」
竜憧くんの端整な顔が、みるみる赤く染まる。
彼って赤面症なのかな?私は何度この顔を見ただろう。
そして、何度きゅんとさせられただろう…………。
「……だって、オレ千歳さんが…………ッ」