14歳〜白くも黒くもなれるギリギリの年齢〜
始業式から1週間近くが過ぎ、6人で固まるようになってしばらくしたある日、クラスのSNSでのグループができた。







それと同時に、いつメン6人のグループも作ることになった。といっても、朝野と、七瀬はそのSNSをやっていなかったから、4人のグループだったけど。






私は中1の時は、ケータイを持っていなかったので、新しいことばかりで戸惑った。けど、同じグループに私の名前と健ちゃんの名前が並んでいる。そんな小さなが嬉しかった。








健ちゃんと連絡先を交換してからは、毎日のように、やりとりが続いていた。





それこそ本当にくだらない日常のことだけど、私はその時間さえ本当に楽しくて、早く返信が来るのを待ち遠しくおもっていた。







まだこの時はこの気持ちを何て呼ぶのか知らなかった。





恋をしたことがなかったわけではないけど、それまで恋と呼んでいた感情とはうまく言えないけど、何かが違った。
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