天満堂へようこそ
一旦商店街に帰り、必要なものを転送する。
店の商品だけは怪しまれないよう、軽トラでの引っ越しになるが仕方が無い。

「奏太、店の荷造りは?」

「種類別で終わってますけど、ムーが…」

見ると今まで使っていた座布団やら、玩具など段ボールに一生懸命入れている。

「まぁ、あいつなりの引越しなんだろう。
私は今から材料と薬を転送する。
明日だがな、店の方は良いから自分の荷物纏めろ」

「荷物っても、電化製品とか全部あるんすよね?
業者に頼んで他は破棄してもらうんで…服とか学用品程度ですぐ済むし、ほとんど終わってます」

「お前趣味とか無いのか…」

「ありますよ!
でも、決めたんす。新しく始めるチャンスだから、いるものだけにしようって…」

そうか。
と一言いい、材料の転送を始める。
一時間程度で終わったので、奏汰のマンションに飛び、荷物を奏汰の部屋に転送。
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