天満堂へようこそ
「本当にもういるものはないんだな?
明日でここは引き払うんだぞ?」

「写真だけ持っていったんで大丈夫っす」

「ならいい。
明日は軽トラで荷物運ぶ。
狼男に頼んだが、お前には私の匂いが付けてあるから手出しはしない。
一緒にここから荷物を運んでくれ」

「わ…わかりました」

「怖がらんでも大丈夫だ」と、シャッターと裏口の鍵を渡す。

「お前用だ。無くすなよ。
明日は私は店で面接がある。
終わったら詳しく話をしよう」

「はい。鍵ありがとうございます」

今日はもういいと自分だけ店に帰る。
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