ろ う そ く


午後16時34分

私の携帯に一件の着信があった。

ディスプレイに表示された文字は“裕史”の後にハートマークが2つついたものやった。


どうしたんやろ…と思いながら、何も考えずに電話に出た。


「美輝ちゃん!!美輝ちゃん!!?」


えっ?

電話の相手は裕史じゃなかった。

この声は…


「…エミちゃん!?」


何かがあったと、私はすぐに察知した。


「裕史が!!病院に運ばれてん!!」


えっ‥なんで!?


「なんでなん!?」


「海に落ちて…」



< 211 / 221 >

この作品をシェア

pagetop