ろ う そ く


おじいちゃんの入院が2週間目に入った頃、私は普段通り病院に行ってた。



おじいちゃんの部屋は東棟で本館からちょっと離れてたから、エレベーターで上がって渡り廊下を渡らなあかんかった。



-ガラッ-

「おじいちゃん、来たで!!」


「おぅ。美輝け。」


おじいちゃんはゆっくりと体を起こした。



「この子が噂の美輝ちゃんかぁ。」


おじいちゃんの隣のベットに寝ている人が、話しかけてきた。



「桜庭さん、いつも美輝ちゃんの事話してるねんで。」



「えっ、そうなん?」



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