天満堂へようこそ -2-
「王が待ってる。取りあえず来てもらう」

本当はもっと言いたいこと、聞きたいことは山ほどあるが、引き渡してからでも遅くはない。
それに、ここ以外も調べなくては行けないところは沢山ある。
何を隠し持っているか分からないから、見つけ次第燃やしてしまおうと思ってはいるが、リアムが簡単に口を割らないのは明白だ。

ルーカスの魔の拘束魔法でリアムを縛り上げた瞬間、ルーカスが吹き飛んだ......

「ルーカス!
リアム何を......お前、それは......」リアムの衣服に血がついていることに気づき、それが何であるかわかってしまったがもう遅い。
吹き飛ばされたルーカスは近付き過ぎていたため、リアムの弦の攻撃をまともにくらい、胸から腹にかけて斜めに切り裂かれている。

「あなたらしくない。私の体を、いえ、衣服を調べるのを忘れてますよ?この血には奏太さんの血とあなたの髪の残りが混ぜ合わせてあります。それで、拘束されるのは予想済みでしたので、衣服に血で魔法をかけておきました」
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