恋愛未経験
「それにしても偉いね、メモもってきてるんなんて」
「…え?普通じゃないですか?」
「そうかな」
「はい」
「でもそれができない人もいるんだから普通じゃないよ」
いざ制服を身につけ仕事の内容を書き込むためにある新品のコンビニで買ったシンプルのメモ帳を取り出したら何も抵抗なくいさかなり褒める村田さんに正直驚いた、それとともに褒められて嬉しいとゆう感情が隠しきれず笑ってしまう唇を潰して素っ気なく答えた
小さな頃から褒められることが少なく
褒められただけで見える世界が変わるぐらいに
褒められる事が大好きだった
ただ、親や前の会社は褒めるなんてしない、あたりまえの事だろうと感謝や優しい言葉などなかったから第一印象を掻き消してしまう目の前に男性にもっと褒められたいと思ってしまった
狭い狭い休憩室か足を一歩踏み出すと
これから長く付き合うだろうと思われる職場や働く人々を見渡した
「じゃあまず手が空いてるメンバーに挨拶をしていこっか!」
「は、はい!」
「こいつは林だよ」
「こいつって!もう!このっ!中山ちゃんよろしくねー」
金髪の女性は村田さんの肩を本気で殴ってから無邪気な笑顔で笑いスラッと挨拶をすませた
見た目はあまりにもきゃーりーぱみゅぱみゅに似ていて最初は本当にきゃりーなんじゃないかと思ってしまうぐらいに
「次にサブのおじいちゃんの岡田さん」
「おじいちゃんだよーってやめてくださいよ村田さん」
数分前に殴られた肩をさすりながら村田さんよりも歳上であろう男性に馬鹿にしたような喋り方をしながら紹介する村田さんにノリ突っ込みをする岡田さんに誘われて笑う
見た目は何故かえりあしを伸ばし年齢に合わない髪色をしている彼にヤクザかなと思ってしまったが中身はおちゃめなおじいちゃん
「つぎにパートの野又さん」
「はじめましてー!新しいフロントさん?村田さんに変な事されてない?」
「はっはじめまして!されてません!」
「野又さん!俺はそんな事しないから」
「村田さんロリコンだから気をつけて!」
「おまっ!林休憩なし!」
お母さんのような野又さんが村田さんをいじると欠かさず隣でお客様を切ってる林さんが笑いながら冗談なのか本当なのかわからないネタを言う林さんに笑いながらツッコミをいれる姿に自分が今まで見たことない暖かさに1年前の学生時代をふと思い出した
「今日いるメンバーはこれだけかな、じゃあ仕事について教えるね」
「はい、よろしくお願いします」