爆発まで残り5分となりました
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チュンチュン、と雀が鳴く。
木々が揺れ、そよ風が窓を優しく叩き、カーテンの隙間から、一筋の光が部屋に差し込む。
「夏仍ー、朝ごはんできたわよ」
いつも通りのお母さんの声。
やっぱり夢?……夢、だったのかな?
「うんっ!……今いく」
私はクローゼットの中から、小さいパーカーを取り出して羽織ると、すぐさま一階に向かった。
ドアの前。
聞こえてくるのは、何かを切るトントンという音と、水の流れる音。
……やっぱり、聞こえない。