爆発まで残り5分となりました
あはは……だよね。
私は震える唇を噛みしめて、大きいドアノブを握った。
ドアの前で一旦、笑ってみると。
「お母さん……おはよう!」
と言って、ドアを勢いよく開けた。
お母さんは、ひょっこりと台所から顔を出す。その顔は、相変わらず笑顔が堪えない。
「おはよう。でも……まだみたいね。お父さんを、起こしてきてくれるかしら?」
「うん、いいよっ」
「よろしくね。早くしないと、お味噌汁が冷めちゃうわ」
「はぁい」
私はドアの後ろに下がって、廊下に出る。
はぁ……良かった。