爆発まで残り5分となりました
「だから、夏仍はいけないんだよー」
隣で柚希が、私の頭をぽんぽんと叩きながら言った。
学校の帰り道。
私と柚希は、別れる少し前の道で、そんな話をしていた。
え?一体、何がいけないの?
「へぇ?」
「優しすぎるのっ。だから、たまには自分の意見も言わなきゃぁ」
だって、お母さんは優しい子が大好きって言ってたよ?それじゃダメなの?
私がなにも言わない方が、みんなは笑っていられるのに。
「とりあえず、夏仍は努力しなきゃね」
「ええぇ?」
うー……努力かぁ。