爆発まで残り5分となりました



「爆弾……」



悠真がそう言ったのを私はしっかりと聞いていた。……ここにもあった。




武道館の真ん中に、先生に巻き付けられていたような爆弾。



───もしかして"教室"っていうのは、家の中の部屋みたいなものなのだろうか。



この校舎にいくつの教室があるかは、すぐには出せないけど。






でも、だったら。


爆発する教室と遭遇する可能性は、狙われる以外ならそうとう低いんじゃ……。





私がドアの前で突っ立っていると、突然。悠真が私の手を思いっきり引っ張った。




「夏仍っ!早く入れ!」


「ひゃっ!」



その瞬間、ドアが勢いよくしまって鮮明に聞こえた、カウントダウン。



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