悪魔くんとナイショで同居しています
「やぁ、おはよう。次咲くん、二十日さん」
ん?この爽やかな声は……。
「あっ、アー……じゃなくて黒羽くん……」
アーラならぬ黒羽くんが、きらびやかな笑顔を浮かべながら現れた。
いつの間に背後にいたんだろう?
確か……後方には誰もいないはずだったんだけどなぁ。
「大悪魔様……じゃなくて黒羽さん!おはようございます!」
次咲くんは目を輝かせながら、アーラに駆け寄り深々と頭を下げた。
「いつからそこにいたの……?」
「ずっと前から」
アーラは不敵に微笑むと、道脇に生えていた大木に視線を移した。
あぁ……なるほど。
また猫にでも化けて、あの上にいたってことかぁ。
「あの……昨晩、見たんですよっ。佐々原が彼女と激しく喧嘩しているところを!!あれ、貴方のお陰ですよね?!」
次咲くんは鼻息を荒くしながら、興奮気味にそんなことを言い出した。
これから奴らを不幸にしてくれるんですよね?!
と、期待に目を輝かせながら。