向日葵の下で口付けを
しあわせを共に
頬に擽ったい体温を感じて目を覚ました。

隣には真面目な顔で私の頬を撫でる恋人の姿。

私が目を覚ましたのに気付いたのか、エノはにっこりと微笑みかけてくれた。

「なんだ、もう起きちゃったのか。折角ならおはようのキスでもしようかと思ったのに。」

君はいたずらっ子の様に笑う。

けれども君がまた他の事を考えていたのはわかっていた。

暗黙のルールだった。

目立ったスキンシップをしないというのは。

だから未だ私達はハグ以上の事はしていない。

今日のデートだって、私達にとっては革新的な出来事なのだ。

それ故、エノは早くに目が覚めたのだろう。
< 10 / 16 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop