ガラクタ♂♀狂想曲
今日は私が代わりにデンちゃんを抱え込むように腕を回した。
クスッと小さく笑った、私より背の高いデンちゃんは、ちっぽけな私の胸の中で丸くなる。
それはまるで、何かから身を守るかのように。
「……」
窮屈じゃないのかな。
デンちゃんからは、微かにあの香水の匂い。
そしてそのまま、私はデンちゃんを抱いた状態で朝を迎えた。
腕は痺れて感覚なんてないし、体勢もきつかったけれど、気持ちよさそうに寝ているデンちゃんを見ればアリかなと思えた。
「———ん」
少し眉を寄せ、頭を揺らせたデンちゃん。
軽く唸り、瞼がゆっくりと上がる。ぼんやりと私を見た。
「……ショコちゃん、俺、起きた」
「おはよ」
私がそういうと、目を細め口を横に結んだデンちゃんの短い含み笑い。不思議に思い少し首を傾げると、私の手を取ったデンちゃんは、それを自らの元へ引き寄せていく。
「ほら」
そして私の手がデンちゃんの隆起したモノへ触れた。
「——で、デンちゃん」
「朝勃ちー」
ふわりとした欠伸を交えながら、ふざけてそう言ったデンちゃんは、ふたたび目を閉じる。
「もおー…」
ほんとに、もう。昨日のデンちゃんは、一体どこへやら。