ガラクタ♂♀狂想曲

「あのさショコちゃん」

「んー」

「オモチャじゃないんだから、それで遊ばないでね」

「だって跳ね返ってくるし、面白い」

「——ぶ」


勢いよく吹き出したデンちゃんは、私の身体へ足を巻きつけてきた。


「"おいた"はダメですよー」

「——お、重い、デンちゃん!!」

「僕の大事なところをモテ遊ばないでくださーい?」

「わかった、わかったから」


そして朝っぱらから、息が上がるほど、きゃあきゃあと騒いだ私たち。

だけど私の身体を挟み込むように跨いだデンちゃんが、突然ぴたりと動きを止めた。両手を拘束された私は、肩で息をしながらその姿を見上げる。


「どうしたの?」

「瑠美の彼氏は、俺の親父」

「———え?」


そのまま頭が放心してしまった私。見上げたデンちゃんは、口を横に結んだままだ。


「ウソ、でしょ?」


そして明け方のデンちゃんの姿を思い出し、頭がグルグルしてくる。思考がうまく纏まらず、ただデンちゃんの言葉を待った。


「ウソ」


するとそう言ったデンちゃんは私の身体から身を離し、ベッドの隅に腰を掛けた。

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