Des gouttes de larmes 〜涙の雫〜
『皆さん~ここでーす!到着しましたー!』




なかなかオシャレな感じの居酒屋だ。まさに合コン用居酒屋って感じ。照明も間接照明で、雰囲気がある。




『里菜ちゃん~こっちこっち~』




入り口で手招きする男性がいた。




『直哉君~久しぶり~ごめんね待ったー??』




『いやいや、全然!里菜ちゃんごめんね~無理言っちゃって~うちの先輩が合コン合コンうるさくってさ。あっこれは内緒ね』




『あはははは~うける~』




『皆さん今日はよろしくお願いします。席はこちらです。』




そう言うと、彼は私達を席へと誘導してくれた。




『皆様お待たせしましたー女性陣到着しました~!!』




『うぇーい!!!待ってました〜!』




『こんばんは~すいませんちょっと遅れちゃって~』




里菜が可愛い声で男性陣へと謝る。




『とりあえず皆さん座りましょう!飲み物皆さん何にされますか??』
直哉君がテキパキと動く。




ビールが飲みたい。非常に飲みたい。



しかし、ここは可愛くカクテルが正解か?



なんて自問自答をしていたら、




『私は生で~紀子も生でいい??』




『もちろんビール!!』



自分のせこい考えが恥ずかしくなった。




『じゃあ私もビール!』




『生3ですね!里菜ちゃんは何するー??』




『私はカシスオレンジがいいなー』




こいつ。いつも生ビールガンガン飲んでんじゃねぇか。



てか、お前彼氏いるじゃねぇか。




まぁそんな事はどうでもいい。今日は楽しむぞー!!
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