Des gouttes de larmes 〜涙の雫〜
『奈々大丈夫?キツくない?』



『な、なんとか』



『もう少しで着くから、頑張れ頑張れ』



雄大の厚い胸板に顔をずっと埋めていた。



『奈々もし痴漢されたらすぐ言うんだよ?俺ぶっ飛ばすから』




『バカ!私なんかされないよ』





『そんなことないと思うけど』





雄大はそう言うと、さりげなく私のお尻を触ってきた。




『!!!!』




雄大はニヤニヤしている。




私は無言で雄大睨みつけた。



そうこうしているうちに、電車は駅に到着した。
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