ヘタレな貴方と強がりな私
「優奈さん、俺に隠し事出来ると思った?もっと俺を頼ってよ」
そんなに頼りないかな、と
少し拗ねたように私の隣へと座る
「なんだお前、何で座るんだよ!俺たちの問題なんだ、お前は部外者だろ」
今にも殴りかかりそうな勢いの拓也の手が
小鳥遊くんの首元に伸びて来た
まさか、と思い止めようと
やめてと言葉が出かけた
「今、優奈さんと付き合ってるのは俺。部外者じゃないだろ」
小鳥遊くんに触れる寸前で
拓也の手首は小鳥遊くんの手に掴まれていた
ザワザワと店内が騒がしくなり
すみません、と頭を下げると
拓也と小鳥遊くんも気まずそうに
手を離してくれた