ヘタレな貴方と強がりな私


東雲紗枝さんと小鳥遊くんの関係
気にならないわけじゃない

本当なら聞きたい
けど、違うんだ
聞いても、私は満足しない
そんなのわかっている


あの見透かした態度にイライラしながら
仕事をこなしていた
フロアに白戸課長がいたことも知らず
私を見ていたなんて気がつかず
淡々と業務をこなしていた


定時になると、私は早々に退社した
心配そうに莉子は聞いて来たが
今莉子に何かを少しでも話したら
全てを話してしまい
もっともイライラしてしまうんじゃないか
冷静でいられないかもしれないと思った


駅に向かう途中
私の視界に、何かが映った
まさか、と思いもう一度見たがいない

< 145 / 397 >

この作品をシェア

pagetop