ヘタレな貴方と強がりな私
小鳥遊くんは話そうとしない
でも、何かを言いたそうな感じがした
もしかして昼間のことかな?と
もしかして、叩いたことを怒っているのかもしれないと思った
でも、謝る気は無い
だから小鳥遊くんが話すのをただ待った
どこにいるのかわからない
物音があまりしないから
もしかしたら、自宅にいるのかもしれない
「…優奈さん」
『ん?』
「…俺、…わかんない」
とても弱々しい声で
今にも消えそうな声で
小鳥遊くんが発した言葉
わからない、という言葉が
どういう意味なのか…
ただ、なんとなくわかってしまった
『小鳥遊くん…大丈夫よ』
それは奈津に言うような
小さな子供をあやすような感覚だ