ヘタレな貴方と強がりな私


静まり返った部屋
抱きしめていた私の背中へ
腕を回し
ぎゅーっと小鳥遊くんの手に力がこもった


「…ひとりにしないで」


小さく聴こえた言葉
大丈夫だよ、と何度も頭を撫でていた
しばらくすると
スー、スーと寝息が聞こえてきた

少し身体を離し
小鳥遊くんを見ようとしたが
離そうとしてくれない

しがみついているようにも見え
なんだか可愛いな、と思いながら
そのまま小鳥遊くんを抱きしめていた




頬に触れられた気がした
ふと、目を開けると
目の前に寝ていたはずの小鳥遊くん
いつの間にか眠っていたことに気がついた


『…ごめん、私』


抱きしめていたはずが
抱きしめられていることに気がついた

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