ヘタレな貴方と強がりな私
離れようとすると
逆に小鳥遊くんに抱きしめられてしまった
「…このままがいい」
いつの間にか椅子に掛けていた
ブランケットがかかっていた
どのくらい寝てしまったのか
時計を見ると、朝の5時が過ぎたところ
私は休みだけど
小鳥遊くんは仕事だ
『仕事…大丈夫?帰らなくて平気?』
そんな事を聞いといてだけど
私の心は違った
帰って欲しくない
このまま、こうしていたい
「平気。俺さ、優奈さんに聞きたい事あったんだ…ちゃんと答えてよ」
何を聞いてくるのかわからないが
小鳥遊くんは何故か楽しそうだ
「気まぐれに付き合うほど、余裕ないって何?俺、優奈さんの心、かき回した?」