ヘタレな貴方と強がりな私


そう話す小鳥遊くんは
なんだかスッキリしたような顔だ


心配だが
これは小鳥遊くんの問題だ
見守るしか私にはできない


『何かあったら言ってね』


それしか言えない私に
小鳥遊くんは頷いてくれた


二人の時間はあっという間
眠い目を擦りながら起きてきた奈津
小鳥遊くんの姿を見た奈津は
朝からハイテンション
抱きついて小鳥遊くんから離れず
ずっと「そうちゃん、そうちゃん」と
まとわりついていた


一緒に朝ごはんを食べ、
一緒に歯を磨いている
それがなんだか笑えてしまった


「おしごと、がんばってね」


寂しそうに奈津は小鳥遊くんを見送る
その姿がまるで新婚夫婦で
さらに笑えてしまった

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