ヘタレな貴方と強がりな私
今更謝られても…
許す許さないの話じゃない
『もういいですから、顔をあげてください。もう過ぎたことです』
過ぎた話だ
確かに話すことがなければ
私は白戸さんをずっと避け続けていた
でも、こうして話を聞いて
もういいや、と思ってしまった
『個人的に食事とかは無理ですが、これからもご指導の程、よろしくお願いします』
そう言うと、やっぱりか、と笑ってくれた
白戸さんは莉子たちの様子を見てくると
立ち上がりアスレチック遊具の方へと向かった
残された私は
莉子が持ってきてくれたコーヒーを飲みながら
ピカピカと光るスマホを手にした
誰からだと確認すると
アスレチック遊具へ遊びに行っている
莉子からの着信だった