ヘタレな貴方と強がりな私


そう言った小鳥遊くんの瞳に
私が映っている


さっき
小鳥遊くんを安心させるために
握った手は
小鳥遊くんの温かい手で握られている



…これは、


徐々に顔が
顔だけじゃなく
握られた手も身体も熱くなっていく



「優奈さんは?何か俺に話すことある?」



全て話してくれた小鳥遊くん
これで大丈夫なんだとホッとする
話があるとは一言も言っていなかったが
感づいてくれていたようだ


『うん、…奈津のことなんだけど』


私はこの前の
公園でいなくなった話から始めた
そして、私には気づかれないように
本当は父親に会ってみたいと
思っていたことを話した

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