ヘタレな貴方と強がりな私
中学生かっ、と突っ込みたくなる
それくらい恥ずかしい
『た、小鳥遊くん、少し、離れ、て』
やっと言えた言葉
ぎゅっとされていた力が緩み
離れようとした時
両手で頬を挟まれ、クイッと
顔を上げさせられた
突然なことで何が起きたかわからない
でも、目の前には小鳥遊くんの顔があり
しかも、かなり嬉しそうだ
「優奈さん、大好きだよ」
そう言って近づいて来た
小鳥遊くんの唇
それを拒むことはしない
『…私も、』
好き、と言葉を発する前に
小鳥遊くんの唇は
私の唇を捕らえた
食べられちゃうんじゃないか、と
思うほど、何度もキスをする
もう恥ずかしさなんて
どこかへ行ってしまっていた