ヘタレな貴方と強がりな私


小鳥遊くんの大きな手が
私の胸へと触れた

覚悟は次第にできていたが
実際触れられると
思った以上に身体が反応してしまった


「ごめん。でも、触れたい」


いい?と聞きながら
小鳥遊くんの手は私の胸をまさぐり始めた
自分がどんな顔をして
どんな声を出していたかなんて
昔すぎて覚えていない


あっ…、と小さな声が出た時



「おかあさん?」


まさかの奈津の声に
二人の動きがピタッと止まった


「なっちゃん、目が覚めちゃった?」


小鳥遊くんが奈津に声をかけている合間に
少しはだけた部屋着を直した


「なつも、いっしょにねる」


と言い出し
結局3人で毛布に包まり
眠りにつくことになってしまった

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