ヘタレな貴方と強がりな私


いつものように駅で別れ
私たちはそれぞれの会社へと向かう


小鳥遊くんは
もう東雲紗枝の事を気にしないと言って
明日からも私と同じ時間の
電車に乗ると言っていた


問題が解決すると
足取りも自然に軽くなる
あとは、拓也の事か…



…と、忘れていた


「ちょっと、どう言うことよ!」


殆ど話をしていなかった莉子に
昼休み、今までのことを話した
箸で掴んだアスパラはポトリと落ち
莉子はこれでもかっというくらい
驚き、大声をあげている


そのおかげで
中庭にいる人たちの視線は
一斉に私たちへと向けられてしまった


『り、莉子っ、声が大きいって』


私の注意を無視して
莉子は詳しく話しなさい、と
目を釣り上げていた

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