ヘタレな貴方と強がりな私


「ーで、なっちゃんは寝ちゃったのか」


『うん。殆ど口をきいてくれなかった』


奈津が寝てから30分くらい経って
小鳥遊くんがやってきた

奈津が起きていると思ったらしく
手にはケーキの箱を持っていた
静まり返った部屋に入ると
小鳥遊くんはそのまま奈津の寝顔を見に行った



「泣いてたみたい。何があったの?」


何から話そうかと悩んだけど
帰って来てからの事を先に話した

小鳥遊くんは
私が作ったロコモコを食べながら
少し考えている


『「お父さんと暮らしたい?」て聞いたのがいけなかったのかな…』


それが引き金なのはわかっている
でも、それが何故
いけなかったのかがわからない

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