ヘタレな貴方と強がりな私


やはり会いたいんだ
また私は奈津に我慢させるんじゃないか、
そんなことを考えてしまう


『お父さんと、暮らしたい?』


私の言葉に
奈津の瞳が揺れた

えっ…、
何か間違ったことを聞いただろうか?


『奈津?』


奈津は何も答えてくれず
黙ってしまった

その後も話しかけても
ただ首を振るだけ


「おふろ、あしたにする。おやすみなさい」


そう言って、一人で着替えて
一人でベッドに入ってしまった



奈津は心を閉ざしてしまった
こんなのは初めてだ
4歳の子供に
私は何を言ってしまったのだろうか…

奈津は何を望んで
何をしたいのか、わからなくなってしまった

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