ヘタレな貴方と強がりな私


前に言ったように
付き合って、離れて行ったらと思うと
どうしたらいいか、わからないという


「でも、それが優奈さんを不安にさせてる原因でもあるんだよね」


うん、と頷くと
ごめん、と謝ってくれる

でも、謝って欲しいわけじゃない
私が欲しい言葉は違う


「俺なりに考えがないわけじゃないんだ。ただ、優奈さんやなっちゃんが了承してくれるか、それが難題なんだよね」


難題?
何を考えているのかと思う
触れていた小鳥遊くんの手が
ゆっくりと離れた


視線が合わさった時
小鳥遊くんはニコッと笑って言った


「優奈さん、結婚しよう」


まさかの言葉に、私が予想していた考えが
ぶっ飛んでしまった

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