ヘタレな貴方と強がりな私
いつの間にか眠ってしまっていた
気がついた時には
小鳥遊くんに包まれていて
小鳥遊くんも眠っていた
時計を見ると、もう17時になろうとしていた
奈津を迎えにいく時間もある
でも、もう少しだけ一緒にいたい
あと少しだけ、と
小鳥遊くんの胸に再び顔を埋めたが
もぞもぞ、と動き出した小鳥遊くん
「時間、まだ間に合う?」
『うん、あと1時間くらい』
18時に出れば余裕で19時までには着く
ギリギリまで一緒にいたい
「優奈さん」
その声に顔を上げると
ちゅ、と軽くキスをして抱き寄せた
「俺がついているから、両親に会いに行こう。ちゃんと挨拶もしたいから」
優しい口調の小鳥遊くんに
私の気持ちは揺れ始める