ヘタレな貴方と強がりな私
すぐにでも出て行きたかった
けど、行くあても仕事もない私は
そこに住むしかなかった
何度も謝られ、土下座をされ
毎日ご機嫌取りをしている姿を見た
率先して育児も家事も手伝う姿
3度目はないから、と思い
許そうと思った矢先、
私は見てしまったのだ
昼間、奈津と二人で散歩に出かけていた
いつもは行かない道を通ってみようと
歩いていたら
奈津の父親を見かけた
営業だから外回りだろうと
手を振ろうとした時
奈津の父親の隣に
髪の長い女性がいる事に気がついた
私のカンが働いたのだ
見つからないように二人の後をつけた
二人が向かった先は…
建物に入って行く二人を
私はただ、見ているしかできなかった