ヘタレな貴方と強がりな私


その後すぐに今の仕事を見つけ
奈津を預けられる場所を探した
待機児童の世の中で
本当に運が良かった

すぐに区役所へ行き
離婚届を取りに行った


その日の夜に、突きつけた
驚いた顔をしていたのを今でも覚えている
どんなに謝られても土下座されても
私の気持ちは変わらなかった


離婚届を出した時には
初めての育児と、
慣れない仕事の両立
精神的にもこわれていたのかもしれない


…そんな中での、白戸さんとのこと
誰かに寄りかかりたかった
大人な白戸さんなら、と思った
けど、それは大きな間違いだった

危うく私は
私達を壊した側の人間に
知らず知らずなっていたかもしれない

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