ヘタレな貴方と強がりな私


古びたバス
それも懐かしく思える


「あら?ゆうちゃん?」


バスに乗っていた
白髪のお婆ちゃんに話しかけられた
見覚えがないわけではない


『…三代のおばさん?』


そう返すと
そうよ、と嬉しそうに笑ってくれた
三代のおばさんは
私の実家までの道のりの入り口に住んでいる
働いていたのもあり
朝も帰りもバスが一緒になることがあり
よく二人で楽しく話していた


「元気だったかい?」


三代のおばさんは何も変わらず
今も働いてる事を話してくれた
この数年でこんなに見た目が変わってしまうのかと、ショックがないわけではない

それでも変わらず元気みたいでホッとした

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