ヘタレな貴方と強がりな私
私は母を睨みつけ
今日こそは言ってやろうと口を開いた時
「おかあさん、待って」
そう切り出したのは姉だった
姉は母が座る横へゆっくり腰を下ろした
「優奈が実家に寄り付かなくなったのは、私が逃げ出したせいでしょ?だから連絡もくれなかったし、電話も出てくれなかったのよね?」
そうだ
元々の発端は
姉が勝手に出て行ったからだ
でも、その姉の言葉にさえ違和感だらけだ
私を擁護するような言葉
姉は昔から争いごとを嫌う
母が苛立っているのを見ると
昔からご機嫌取りをしていた
そんな姉に私は“まただ…”といつも思う
そして、今もだ
でも今日は、そうはいかない