ヘタレな貴方と強がりな私


連絡もしなくて、実家にも寄り付かない
あんなことがあったら当たり前だ
そもそも、あのことを姉は知っているのか…


『お姉ちゃんはいつ戻ったの?あんな伝言残して…お姉ちゃんがいなくなったことで、お母さんはわたしに拓也と離婚するように、て言ってきたのよ!?』


言い放った私の言葉に
何も知らない姉の顔から
笑顔は消え、青くなり始めた


『お母さんは私に拓也と離婚して…、その人と再婚して、早く子供を作れと…そして、』

“お母さんは彼に私を襲わせたの”


言葉に出した声よりはるかに大きな音が
部屋中に響き渡った


今までずっと、何も言わなかった父が
母の頬を引っ叩いていた

< 333 / 397 >

この作品をシェア

pagetop