ヘタレな貴方と強がりな私


姉に付きまとうように
周りをウロウロする奈津

妊婦だから
尚更興味があるようだ


「優奈、なっちゃん見ててあげるから、2人で散歩でも行って来なさい」


姉はそわそわしている小鳥遊くんへ
視線を向けながら笑っている
気晴らしになるかもと思い
小鳥遊くんを外に連れ出した


実家から離れると
すこし落ち着いたのか、背伸びをしている
その姿が可笑しくてわらってしまった


「なんだよ」


『ううん、いつも余裕な小鳥遊くんでも緊張するんだなって思って』


いつも余裕ってなんだよ、と
すこしふて腐れている小鳥遊くん
そんな小鳥遊くんをみたら
なんだか、抱きしめたくなった

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