ヘタレな貴方と強がりな私


『私が小鳥遊くんの実家に行ったら、いまの小鳥遊くんみたいに緊張するんだろうな』


その言葉に
私の前を歩いていた小鳥遊くんが
勢いよく振り返った


「今の言葉、本当?俺の実家に来てくれるの?」


あれ?
そのつもりじゃなかったのかと思う

どうやら小鳥遊くんは
自分が勝手に話を進めたから
私が推されて、了承したのだと思っていたから
私の家の問題が解決したら
ゆっくり時間を掛けようと思っていたみたい


『確かに小鳥遊くんは強引だった。でもそれは私の事を想ってくれてのことでしょ?』


だから、私も
小鳥遊くんの気持ちに応えようと思った


そう告げると
小鳥遊くんは私を抱きしめた

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