ヘタレな貴方と強がりな私


ぎゅーっ、と抱きしめられ
私の肩に顎を置いてる小鳥遊は
安堵した様子で、よかったと吐いた


その姿が本当に可愛くて
つい頭をよしよし、と撫でてしまう


『だって、本気なんでしょ?』


「うん。本気。優奈さんがいない人生なんて考えられない。だからそばにいて…」


小鳥遊くんの腕に力がこもったのがわかる
それがまた嬉しくて
私も同じように強く抱きしめる


小鳥遊くんの腕が緩み
優奈さん、と優しい声が聞こえる
小鳥遊の方へと視線を向ければ
嬉しそうな顔で
私の頬に優しく触れてくる


恥ずかしい
けど、触れていていてほしい


近づいてくる小鳥遊くん
ゆっくり瞼を閉じた
小鳥遊くんのキスを受け止めようと…

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