ヘタレな貴方と強がりな私


少し寝ようかとベッドに入る
小鳥遊くんはまた腕枕をし
私を後ろから抱きしめてくれる


それがとても心地よくて
すぐ睡魔が襲ってきた

おやすみ、という言葉と聞こえたが
それに返すことができなかった


翌朝、目がさめると
奈津は既に起きていた
寝過ごしたと思って焦ったが
奈津は一人で大好きなアニメを見ていた


そうだった
このアニメの日だけは
一人で起きてきて、観ている


ならまだ寝てようかと布団の中に潜り込むと
私を抱きしめている腕がピクリと動く
起こしちゃったかと思い
ゆっくり寝返りを打つと
まだ眠っていた


よかった、と思いながらも
可愛いな、と思い
寝ている小鳥遊くんの胸に顔を埋めた

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