ヘタレな貴方と強がりな私


莉子の行動に驚いた
ありがたい、という前に手際がいい
…慣れているようにも見えた



『…ありがとう、莉子』


「女の子は男の子と違って、服や小物は可愛いから楽しいだろうな」



意味深な言葉に何も返せないでいた
ただ莉子を見ているだけ
その視線に気がついた莉子は
少し苦笑いをして

私も正直に話そうかな、と
奈津に視線を移しながら話し出した



「私も、ね…バツイチなんだ」



莉子の言葉に驚いた
少しずつ話し始めた莉子の過去

莉子は結婚を機に旦那の両親と同居をし
専業主婦として生活を送っていた
1年もしないうちに子供を授かり
幸せな暮らしを送っていたそうだ


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