ヘタレな貴方と強がりな私
何か用事があったか
改めて確認してみると
小鳥遊くんは
奈津に会わせてほしいと言ってきた
「優奈さんの娘ちゃんと、友達になりたいんだ。優奈さんの彼氏としてではなく。…その方が娘ちゃんの混乱は避けられる」
小鳥遊くんが言うことは
なんとなくわかった
奈津のために色々考えてくれたのは
本当に嬉しい…が、
『小鳥遊くん、私、その話は断ったはず』
「うん、けど、俺は納得してない」
納得してないって…
私は必要ないって言ってるのに…
「あの時、無意識かもしれないけど、優奈さんは俺の指を握ったんだ。小さい子が親の手を握るみたいに…まるで何かを求めるみたいにね」